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日本西洋史学会第61回大会
プログラム




会場:
日本大学文理学部(百周年記念館・3号館)


第1日目 5月14日(土)(於 百周年記念館)
東/西日本懇談会 
11:30 - 12:00  
理 事 会 
12:00 - 13:00  
受付開始   13:00   百周年記念館ホール
公開講演会   14:00 - 17:00   百周年記念館アリーナ

公開講演会


川北稔(佛教大学特任教授・大阪大学名誉教授)


  「20世紀の忘れ物――近代史像の再構築へ」


和田 春樹(東京大学名誉教授)


  「西洋史学と外交史――日露戦争研究から」



総  会        17:00 - 17:30   百周年記念館アリーナ
懇 親 会        18:00 - 19:30   3号館・カフェテリア秋桜
※懇親会はこの度の震災や計画停電に鑑み、従来と異なる形態、時間も短縮して行います。


第2日目 5月15日(日)(於 3号館)

受付開始         8:30

自由論題報告

(9:00 - 16:20)

A 古代史部会  (9:00 - 16:20)

篠原 道法(立命館大学・研究生) 9:00-9:40
「前4世紀後半のアテナイ社会と外国人 ―顕彰碑文におけるポリス共同体・成員認識の分析を中心に―」
司会:栗原 麻子(大阪大学)

三津間 康幸(東京大学・研究員) 9:40-10:20
「「バビロン王名表」におけるセレウコス朝とアルゲアダイ統治時代の連結」
司会:森谷 公俊(帝京大学)

丸亀 裕司(学習院大学・院) 10:20-11:00
「公職就任者の立場から見たカエサル時代の公職選挙」
司会:新保 良明(東京都市大学)

田邊 有亮(青山学院大学・院) 11:00-11:40
「ドミティアヌス治世再考 ―dominus et deusをめぐって―」
司会:新保 良明(東京都市大学)

大谷 哲(東北大学・院) 13:00-13:40
「名前を抹消された殉教者たち:初期キリスト教における教会内政治」
司会:保坂 高殿(千葉大学)

大清水 裕(東京大学・研究員) 13:40-14:20
「「マクタールの収穫夫」の世界 ―3世紀北アフリカにおける都市参事会の継続と変容―」
司会:本村 凌二(東京大学)

江添 誠(慶応義塾大学・兼) 14:20-15:00
「属州アラビア・ユダエアにおける3世紀の危機-デカポリス都市の盛衰とディアスポラのユダヤ人との関係をめぐって-」
司会:佐藤 育子(日本女子大学・兼)

中西 恭子(明治学院大学・兼) 15:00-15:40
「ありうべき「哲人皇帝」の宗教政策とはなにか―ユリアヌスの宗教政策と古代末期の歴史叙述にみるその帰結―」
司会:南川 高志(京都大学)

向井 朋生(プロヴァンス大学・研究員) 15:40-16:20
青柳 正規(西洋美術館)
「古代末期におけるキリスト教と異教の並存の一例 -イタリア国ソンマ・ヴェスヴィアーナ在ローマ時代遺跡-」
司会:本村 凌二(東京大学)


B 中世史部会 (9:00 - 12:20)

大谷 祥一 9:00-9:40
「中世初期アイルランドにおける王国形成と教会 ―復活祭論争をめぐって―」
司会:盛 節子(中央大学・研究員)

青山 由美子(日本大学・兼) 9:40-10:20
「11‐12世紀フランドル伯の尚書部と都市」
司会:山田 雅彦(京都女子大学)

荒木 洋育(日本大学・兼) 10:20-11:00
「ジョン期イングランドにおける行政府と聖界諸侯 ―カンタベリー大司教選任問題に関する一考察―」
司会:朝治 啓三(関西大学)

森 新太(大阪大学・院) 11:00-11:40
「13世紀末ボローニャにおける政治権力構造と商人層」
司会:徳橋 曜(富山大学)

白幡 俊輔(関西学院大学・研究員) 11:40-12:20
「前近代の工業とルネサンス君主 ―イタリア・フェッラーラの大砲工場について」
司会:和栗 珠里(桃山学院大学)


C 近世・近代史部会 (9:00 - 15:40)

鴨野洋一郎(東京大学・研究員) 9:00-9:40
「15世紀フィレンツェ・オスマン貿易の一事例 ―バルトロメーオ・グワンティの代理人帳簿から―」
司会:徳橋 曜(富山大学)

滝澤 聡子(関西学院大学・研究員) 9:40-10:20
「近世フランスの女性相続人 ―ブラントームのDes Damesに基づく宮廷貴婦人の人口動態的分析より―」
司会:林田 伸一(成城大学)

大澤 広晃(国際基督教大学・研究員) 10:20-11:00
「イギリス帝国と「先住民保護の精神」の一側面:南アフリカ委員会(1883‐1889)を中心に」
司会:木畑 洋一(成城大学)

本田 毅彦(帝京大学) 11:00-11:40
「デリー・ダーバーにこめられた意図とその効果――キー・パーソンたちの系譜をたどる」
司会:川分 圭子(京都府立大学)

本間 美奈(明治大学・院) 13:00-13:40
「16世紀低地地方における改革派教会ネットワーク―オランダ語・フランス語訳『詩篇歌』出版にみられる―」
司会:森田 安一(日本女子大学・名)

大場 はるか(エアフルト大学・研究員) 13:40-14:20
「バイエルン領邦議会における「苦情書(Gravamina)」とポリツァイ条令――近世の領邦都市と政治的コミュニケーション――」
司会:服部 良久(京都大学)

蝶野 立彦(早稲田大学・兼) 14:20-15:00
「16世紀後半のドイツ・プロテスタント地域における宗教政策と公論――神学者たちの《誹謗的言説》をめぐって――」
司会:森田 安一(日本女子大学・名)

鍵和田 賢(北海道大学・院) 15:00-15:40
「17世紀中期の都市ケルンにおける少数派プロテスタント共同体」
司会:踊 共二(武蔵大学)


D 近代史部会 T (9:00 - 16:20)

飯田 由幸(京都大学・院) 9:00-9:40
「技術者W.G.アームストロングの形成過程における特異性 −『メカニックス・マガジン』等の投稿論文の分析から」
司会:松塚 俊三(福岡大学)

松隈 達也(福岡大学・研究生) 9:40-10:20
「イギリス近代国家のデザイン政策とキャリコ・プリンター −1842年のデザイン著作権改正法をめぐって−」
司会:川島 昭夫(京都大学)

伊藤 航多(津田塾大学) 10:20-11:00
「エドワード・オーガスタス・フリーマンと「郷土研究」」
司会:金澤 周作(京都大学)

黒ア 周一(明治大学・院) 11:00-11:40
「19世紀後半イギリスにおける医療の権威確立とホメオパシー −リヴァプールの事例を中心に―」
司会:永島 剛(専修大学)

薩摩 真介(早稲田大学・兼) 13:00-13:40
「「儲かる戦争?」――ブリテンによるスペイン領アメリカにおける海戦の経済的利点についての言説の分析 1701‐1713」
司会:青木 康(立教大学)

真鍋 周三(兵庫県立大学) 13:40-14:20
「18世紀ペルーにおけるフアン・サントス・アタワルパの反乱の社会経済的背景」
司会:青木 芳夫(奈良大学)

和田 杏子(青山学院大学・院) 14:20-15:00
「18世紀後半メキシコにおける教会制度改革と地域秩序の変容 ―イスミキルパン行政区カルドナル教区を中心に―」
司会:井上 幸孝(専修大学)

田中 景(東京経済大学) 15:00-15:40
「ギリシア独立革命と支援活動―19世紀初頭アメリカ「市民」の模索―」
司会:田中 きく代(関西学院大学)

岩ア 佳孝(立教大学・研究員) 15:40-16:20
「アメリカ先住民による連合政体構想―南北戦争末期および再建期のインディアン・テリトリーにおける2つの試みを中心に」
司会:中野 耕太郎(大阪大学)


E 近代史部会 II (9:00 - 12:20)

増田 都希(一橋大学・研究員)  9:00-9:40
「18世紀フランスの作法論から読む société de commerce ―「交際社会」の成立」
司会:松浦 義弘(成蹊大学)

角田 延之(筑波大学・院) 9:40-10:20
「フランス革命期マルセイユにおける「一にして不可分の共和国」観」
司会:松浦 義弘(成蹊大学)

立川 孝一(筑波大学) 10:20-11:00
「ミシュレと『十九世紀史』」
司会:宮崎 揚弘(慶応義塾大学・名)

井岡 瑞日(京都大学・院) 11:00-11:40
「19世紀末フランスにおける「家庭教育」像―週刊誌『ル・プチ・エコー・ド・ラ・モード』の分析を中心に―」
司会:渡辺 和行(奈良女子大学)

濱口 忠大(関西学院大学・研究員) 11:40-12:20
「対岸からのリソルジメント ―イタリア統一期のトリエステにおける中・南欧再編構想―」
司会:北村 暁夫(日本女子大学)


F 近代史部会 III (9:00 - 12:20)

川西 孝男(京都大学・研究生) 9:00-9:40
「ヨーロッパ聖杯騎士伝説とドイツ・バイロイトをめぐる歴史学的研究−「ペルスヴァル」,「パルツィヴァール」そして「パルジファル」−」
司会:山崎 太郎(東京工業大学)

熊坂 渉(早稲田大学・院) 9:40-10:20
「フランクフルト国民議会における選挙審査」
司会:仲内 英三(早稲田大学)

穐山 洋子(東京大学) 10:20-11:00
「スイスにおける1893年のシェヒター禁止と動物保護協会」
司会:松本 彰(新潟大学)

浅田 進史(首都大学東京) 11:00-11:40
「日独青島戦争におけるドイツ総督府の戦時動員」
司会:三宅 立

大城 尊(専修大学・院) 11:40-12:20
「第一次世界大戦期ドイツにおける労働者運動 ―ライプツィヒの工場労働者を中心に―」
司会:伊藤 定良(青山学院大学)


G 近代史部会IV (9:00 - 12:20)

千葉 美保子(関西大学・院) 9:00-9:40
「17世紀後半−18世紀初頭ロシアにおける外国人村」
司会:橋本 伸也(関西学院大学)

井出 匠(早稲田大学・院) 9:40-10:20
「地域社会とナショナリズム―20世紀初頭ハンガリー王国におけるスロヴァキア・ナショナリズム運動の例」
司会:中澤 達哉(福井大学)

馬場  優(立命館大学・兼) 10:20-11:00
「オリエント鉄道国有化をめぐる国際政治史(1913‐1914年)−ハプスブルク帝国の視点から−」
司会:大津留 厚(神戸大学)

辻河 典子(東京大学・院) 11:00-11:40
「1920年代のハンガリー系亡命者における「1918年10月」の評価」
司会:平田 武(東北大学)

姉川 雄大(千葉大学・兼) 11:40-12:20
「戦間期ハンガリーにおける国民化政策とその転換:学校外体育義務制度の「軍事化」」
司会:渡邊 昭子(大阪教育大学)


H 現代史部会 (9:00 - 11:40)

森 涼子(日本大学・兼) 9:00-9:40
「ナチス「帝国自然保護法(1935)」にいたるまでの「天然記念物保存」と「故郷保護」」
司会:山本 秀行

八田 幸二(中央大学) 9:40-10:20
「イギリス労働党におけるケインズ主義的社会主義の形成―E.F.M.ダービンの議論を中心に―」
司会:小野塚 知二(東京大学)

金田 敏昌(慶応義塾大学) 10:20-11:00
「第二次世界大戦後のドイツにおける社会秩序形成と警察の役割――ゲルゼンキルヒェン市の事例」
司会:林田 敏子(摂南大学)

岡野 詩子(岡山大学・院) 11:00-11:40
「カティンの森事件の現在 ―遺族へのインタビューから見える事件の「政治の道具」としての側面」
司会:吉岡 潤(津田塾大学)



小シンポジウム 13:30 - 16:45

小シンポジウム I  

中世ヨーロッパ世界にとっての「ローマ」


第1報告:甚野 尚志(早稲田大学)
「「頭」のローマ,「四肢」のコンスタンティノープル−教皇の首位権の考察」

第2報告:三佐川 亮宏(東海大学)
「ローマ帝国なくしてドイツ・ネーションなし−中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成」

第3報告:大月 康弘(一橋大学)
「ビザンツ帝国と「第2のローマ」論−帝権の座所とその移転」

第4報告:三浦 清美(電気通信大学)
「終末論としてのローマ−モスクワ=「第3のローマ」論をめぐって」

第5報告:根占 献一(学習院女子大学)
「教皇座ローマの歴史意識―ルネサンスにおける転換」


小シンポジウム II

第一次世界大戦と帝国の遺産


趣旨説明:池田 嘉郎(東京理科大学)

第1報告:池田 嘉郎(東京理科大学)
「『共和制の帝国』の誕生:第一次世界大戦とロシア革命」

第2報告:福田 宏(北海道大学・研究員)
「ハプスブルク帝国末期の連邦再編論と民族自決」

第3報告:藤波 伸嘉(東京大学・研究員)
「オスマン帝国、正教徒、第一次世界大戦」

コメント:松沼 美穂(群馬大学)


小シンポジウム III

家族と社会国家―20世紀ドイツにおける包摂のダイナミズム


司会・問題提起:川越 修(同志社大学)

第1報告:馬場 わかな(東京外国語大学・院)
「ヴァイマル期における在宅看護と家事援助」

第2報告:北村 陽子(愛知工業大学)
「1950年代の西ドイツにおける戦争障害者援護」

第3報告:白川 耕一(国学院大学・兼)
「1970年代の西ドイツにおける諸政党の家族政策観」

コメント:中野 隆生(学習院大学)・高田 実(下関市立大学)




付 記
【自由論題報告の時間】
自由論題報告は、各報告とも発表30分、質疑応答10分です。また、各報告の数と時間帯は、部会毎に以下のように異なります。

部会A・D
第1報告  9:00-9:40  第2報告  9:40-10:20 第3報告 10:20-11:00
第4報告 11:00-11:40 第5報告 13:00-13:40 第6報告 13:40-14:20
第7報告 14:20-15:00 第8報告 15:00-15:40 第9報告 15:40-16:20

部会B・E・F・G・H
第1報告  9:00-9:40  第2報告  9:40-10:20 第3報告 10:20-11:00
第4報告 11:00-11:40 第5報告 11:40-12:20
※ただし、部会Hは第4報告まで

部会C
第1報告  9:00-9:40  第2報告  9:40-10:20 第3報告 10:20-11:00
第4報告 11:00-11:40 第5報告 13:00-13:40 第6報告 13:40-14:20
第7報告 14:20-15:00 第8報告 15:00-15:40

【所属表記について】
報告者・司会者の所属については、大学名以下の所属(学科・研究科・センターなど)を省略し、専任以外は大学名に続いて次のように表記されています(2011年3月現在)。
「名」=名誉教授、「兼」=兼任講師、「研究員」=特別研究員、客員研究員など含む、「院」=博士課程など在学中、「研究生」=教育・研究機関所属の研究生




お問い合わせ先:
準備委員会連絡先